6日目から
目次
初めてのオフ。和歌山観光を満喫
和歌山に来てから、早くも1週間がたちました。
ライターから農業体験まで、慌ただしかったわかやま仕事体験ですが、とうとう明日が最終日です。
今日はオフなのでたっぷり和歌山観光を満喫することに。
わたしは和歌山に来る前、一つだけ行きたい場所がありました。
それは太地町にある「くじら浜海水浴場」という海水浴場。
なんとこのビーチでは「ハナゴンドウ」という小型のクジラが飼育されていて、一緒に泳ぐことができるのだそうです。
そしていざ、出かける前に公式HPを確認してみると……
「『くじらに出会える海水浴場』は台風接近中のため、開催を中止いたします」
チクショウ!
仕方がないので「くじら浜海水浴場」と同じ敷地にある「くじらの博物館」に行きました。
くじらの博物館では、くじらにまつわる展示を見るだけでなく、くじらやイルカの鑑賞もできるのだそう。
クジラだって芸達者!クジラショーを閲覧
「くじらの博物館」に入館すると、もうすぐクジラショーが開催されるとのこと。
「えっ、クジラがショーをするの?」
ワクワクしながら会場に向かいます。
そしてショーが開演。登場したのはイルカサイズのクジラたち。
水面をジャンプしたり、人を乗せて水面を走ったり、芸達者なところを見せてくれました。
ショーの最後は尾ひれを『バイバイ』と振ってお別れ。
イルカとクジラが目と鼻の先に!ふれあい桟橋
ショーの後はイルカやクジラが泳ぐ「ふれあい桟橋」へ。
すごい! イルカもクジラたちが、すぐ目の前を悠々と泳いでいます。(触るのは禁止です)
イルカたちにはエサ(別売)をあげることも可能。
イルカたちはエサを期待しているのか、何度もプールから顔を出しては、こちらをじーっと見つめてきます。
つぶらな瞳と、大きく口を開けている姿は、なんだか笑っているかのよう。
特にアルビノのハナゴンドウは珍しく、世界でも見られる場所は限られているのだとか。
時折、イルカたちは潮をふーっと吹くのですが、それはまるで、おじさんがため息をついたような音。
今まで「水族館」というと、水槽の中で泳ぐ魚のイメージしかなかった自分。
自然の海でイキイキと泳ぐイルカたちを見られるのは、とても新鮮でした。
イルカたちが泳ぐ「海洋水族館 マリナリュウム」
続いて回ったのは「海洋水族館 マリナリュウム」。
館内にはイルカたちが泳ぐ大水槽があり、どこにいてもイルカたちを見られます。
「海洋水族館 マリナリュウム」を出ると、イルカショーも鑑賞。
イルカの方がクジラよりも身軽なのか、よりアクロバティックで、ダイナミックなショーを楽しめました。
博物館本館を回る
水族館を回ったあとは、「博物館本館」を訪問。
太古の昔から捕鯨を行っていた太地町では、くじらに関するありとあらゆる標本や資料が揃っていました。
特に目を引いたのが「くじらの舌」や「くじらの心臓」などの展示。
体の臓器パーツだけで人間ほどのサイズがあり、迫力満点です。
国道42号線をドライブ
「くじらの博物館」の帰り道では、車をちょくちょく止めながら国道42号線の景色を撮影。
太平洋岸に広がる国道42号線は海の眺めが絶景。走っているだけでテンションが上る道路です。
海は宝石みたいなエメラルドグリーン色で、目を奪われるような美しさでした。
3度目の訪問。古座川で泳ぐ
「くじらの博物館」から帰ったあとは、平松さんと薫くんと一緒に「古座川」に行きました。
古座川で遊ぶのはこれで3度目。
観光地図にも載っていないような場所ですが、わたしの心をガッチリ掴んだのがこの川でした。
今回は薫くんと一緒に、岩場からダイブする遊びを満喫。
高さ2mくらいなのになかなか怖かったです。
また、平松さんがシュノーケルを貸してくれたので、初めて水中を覗くことができました。
水中を見てびっくり。そこには、数え切れないほどの鮎が泳いでいました。
ただぼーっと水面を覗いているだけで、鮎の群れが次々と横切っていく。とても感動的な眺めです。
また、ガラスのように透明な水に、さんさんと光が差し込む光景は、まるで絵画のような美しさでした。
これ、普通に観光客を呼んでシュノーケリングツアーとか開けるレベルじゃないか……?
「地方にはまだ知られていない観光資源がたくさん眠っている」と聞くけど、本当にそのとおりだと感じました。
地元の人しか知らない、名前のないかき氷屋
川から上がると、平松さんは
「地元の人しか知らないかき氷屋さん」
に連れて行ってくれました。
お店の入り口には看板などはなく、ただ「氷」の看板が出ているだけ。
名前がないので、みんなは「西向(※地名)のかき氷屋さん」と呼んでいるのだそう。
かき氷の値段は100円~250円と激安!
わたしは「宇治金時ミルク(250円)」を注文しました。
カップ山盛りのかき氷をもらうと、早速食べてみます。
うっ……うまい。
氷が舌の上でシャリッと溶けたかと思うと、冷たい水になって、全身にじゅわーっと染み渡っていきます。
体のすみずみまでうるおっていくような、とてもおいしい水でした。
そこに小豆と抹茶の控えめな甘さが加わり、もうスプーンが止まりません。
「これで250円は何かの間違いじゃないですか……?」
「ね、おいしいでしょ?」
目の前には海。海を見ながら食べるかき氷は清涼感満点です。
海には「九龍島」という島が浮かんでいます。
これは「いきなり!黄金伝説。」で、芸人コンビのよゐこが無人島生活を送った島なのだとか。
無人島生活がこんな人里近くで行われていたのか……ちょっと意外でした。
楽しい夕食・7日目
「南紀くまのいえ」に帰ると、薫くんが
「せいじさん、今日の夕食はぼくが作るので、この後でキャップ遊びしてくれませんか?」
と言ってくれました。
彼が作ってくれたのは「レシュティ」という芋料理。スイス旅行に行った時に食べたものを、彼が覚えたのだそうです。
千切りにしたじゃがいもを焼いた料理で、こんがり焼けたお芋がおいしい!
ハンバーグは平松さんが作ってくれました。デミグラスソースが絶品です。
食後のデザートは薫くん特製のカルピスアイス。
バナナや牛乳、カルピスを凍らせたアイスで、濃厚な甘さでした。
食後は薫くんとキャップ遊び。
彼と遊ぶのも今日が最後だと思うと、なんだかしみじみしてしまいます。
夜。荷物をまとめます。
あっという間の一週間で、明日が最終日という実感がまだありません。
なんだか嵐のような一週間で、とにかく忙しくて、とにかく楽しかった。
最終日へ
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