北海道・電車で一周の旅

【北海道・電車で一周の旅】釧路川でカヌー体験 ~7日目 その2


釧路川でカヌー体験 ~7日目から

川下りを再開すると、遠くから車の走る音が。その音を聞いて、少しだけ現実に引き戻されたような気がしました。

カヌーは「瀬」という、流れが激しくなっている場所を通過。そこだけ水がさざ波だっており、見ていて怖くなった。

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「瀬」に入ると、カヌーはガタガタと上下に揺さぶられます。パドルを胸に抱くと、身を小さくして耐えた。
続いて、もっと流れが激しい「瀬」を乗り越えると、ゴール地点の「びるわ橋」が見えてきました。
欄干には祖父江さんのお父さんがいて、写真を撮ってくれます。

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こうして、釧路川カヌーツアーは無事に終了。カヌーに座ってパドルをゆっくりと漕いでいただけなのに、不思議と疲れました。

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時刻は午前12時で、川下りにかかった時間は、ちょうど3時間。
不思議な感覚でした。3時間という時間がほんのあっという間で、まるで時間が止まった世界に迷いこんでいたような気分だったのです。

祖父江さんは、とても素晴らしいガイドでした。普段は静かだけど、
しゃべりたい時はいつでも話し相手になってくれるし、質問があればなんでも答えてくれるので、
とてもリラックスした時間を過ごせました。

「ぢぢ」に戻ると、ぼくはこれからの予定を立てること。
持っていた観光マップを見ると、屈斜路湖には「砂湯」といって、地面から温泉が出てくる場所があるらしい。
ここも屈斜路湖だけれど、より源泉に近くに行く必要があり、ここから7km離れているとのこと。

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「ぢぢ」を出発する際、祖父江さんの奥さんが、
「砂湯に入るなら、タオルがいるでしょう。いいのよ、うちはもらいものが多いから」と言って、ハンドタオルをくれました。

祖父江さん一家にお礼を言って「ぢぢ」を出ると、祖父江さんに車で運んでもらったホテルのレンタサイクルに乗って、出発。
とりあえず昼食をとることに。
辺りには、レストランやアイヌの民芸品が売っている店などが並んでいました。

ぼくはその中のレストラン「丸木舟」に入店。
店内には太鼓やピアノがあり、アイヌ音楽のパフォーマンスが見られるようです。

メニューを開くと、
・パリモモ(魚の名前)唐揚
・ルイベ(冷凍した魚の刺身)
・コタン丼(豚肉を卵でとじた丼)など、アイヌの料理がずらり。他にはヒメマスの塩焼きや、ジンギスカンなどがあった。

「野生丼」という、鹿肉を使った料理を注文。
店内では10人ほどの店員さんが長テーブルに座って食事していた。彼らはパフォーマーらしく、その中のひとりの男性が
「アイヌの素晴らしさを伝えようとするんじゃなくて、自分にできることを精一杯やることが大事だ」
と話しているのが聞こえました。

しばらくして、料理が運ばれて来た。

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野生丼は鹿肉、行者にんにく、玉ねぎなどを卵でとじた料理。
甘辛く味付けされた鹿肉が、とてもおいしかった。

行者にんにくはニラみたいな見た目のにんにくで、食べていると体の内側が熱くなるような、クセになる辛さ。
北海道に来てから、かなり食欲が増したような気がします。

食事が終わると、うとうとと眠くなってきました。カヌーで川下りをしている間、
まるでゆりかごに揺られているような心地だったのです。

しばらくテーブルでうつらうつらしたあとで「丸木舟」を出ると、砂湯を目指して出発。

途中、閉鎖されたらしき遊覧船乗り場の前を通過。

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40分ほど自転車で走ると、ようやく屈斜路湖の砂湯に到着。

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「ぢぢ」と違って、こちらの湖畔には砂浜が広がっていました。
浜辺からは波の打ち寄せる音が聞こえ、まるで海水浴場のようです。


砂浜にはおもちゃのシャベルが落ちていたので、足元を掘ってみます。
すると、穴から水がじわりと滲み出ました。さわってみるとほんのりと温かく、まさしく温泉!

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ひたすら穴を深くしていると、中に少しずつお湯がたまっていきます。
途中、穴の中から沢ガニが出てきたけれど、熱くはないのでしょうか。

やがて、足が入るほどの小さな温泉が完成。フラミンゴのように片足で立つと、右足をそっと穴の中に浸します。
自分で掘った足湯、温かくて気持ちよかったです。

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辺りは温泉を掘った穴だらけで、まるで地雷原のような光景。
噂では、ある女性が全身が入るほどの穴を掘って、その中に全裸で入ったことがあるらしい。

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近くにあったおみやげ屋には飲用温泉があったけれど、おいしくはありませんでした。
温泉は飲み物をカンカンに温めたり、温泉卵を作るのにも使われています。

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おみやげ屋を出ると、お店が用意してある足湯に入浴。
わざわざ砂を掘らなくても、足湯に入ることはできるのです。

足湯につかりながら、波の荒い湖面をながめた。波が打ち寄せる音を聴きながらぼーっとしていると、
心が落ち着いた。向かいには、中島という名前の孤島がぽっかりと浮かんでいた。

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「ぢぢ」まで戻ると、近くにある「コタンの湯」という露天風呂に行った。
コタンの湯は入浴料無料。屈斜路湖を見ながら温泉に入れるという、素晴らしい施設です。

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周囲には人っ子ひとりいなかったけど、外から丸見えの露天風呂に入っていると、
なんだか人前で裸をさらしているみたいで少しだけ恥ずかしかったです。

湖を眺めながら入る温泉は、まるで湖に浮かんでいるような気分で、とても良い気持ち。
外が寒いので、なかなか温泉から出たくなりませんでした。

「ぢぢ」からホテルに帰る際は、たくさん写真を撮りました。

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3時間のカヌーツアーと、3時間のサイクリングを体験することになり、ホテルに帰ることにはへとへとに。
部屋に入ると、布団に倒れ込むなり
バッタリと眠りました。

その晩、不思議な夢を見ました。

夢の中で、世界は海の底に沈んでいました。水中にはたくさんの魚が泳いでいて、「うぐい」にそっくり。
水は釧路川のように透き通っており、朝日を浴びて、水面がキラキラ輝いています。

わたしは倒れかけた電柱にしがみついた状態で、水没した世界をながめていました。下に降りたいのだが、水面にサメの背びれのようなものが見えるせいで、いつまでたっても降りられなかったのです。

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