目次
あそびのコーディネーター「せいじ」について
はじめまして、「あそびのコーディネーター」のせいじと言います。
わたしは陶芸からバンジージャンプまで、ありとあらゆる遊びを体験してきた
「プロの遊び人」です。
今までに体験した遊び一覧はこちら↓
体験してきたアクティビティについて
体験したアクティビティ(遊び)は、
「吹きガラス・陶芸・ガラスのハンコ作り・食品サンプル・キノコのペンダント・サンドブラスト」
といったモノづくりから、
「バンジージャンプ・屋内スカイダイビング・バブルサッカー・パラグライダー」
といったアウトドアまで、ジャンルは不問。
あとは東海道500kmを歩いて東京~京都を旅したり、テントを買って、キャンプを始めたり。
そんな自分ですが、もともとは引きこもり体質で、
「休日は家に閉じこもってゲームしているのが一番好き」
という人間でした。
そんな自分が、なぜここまで変わったのか。
その考えをまとめてみました。
少しでも「休日にやることがない……」「何か新しいことを始めたい!」
と思っている人の助けになれば幸いです。
自分について
自分はとある「 日本全国のアクティビティ(遊び)を扱う予約サイト」
の会社で、
ライターをしています。(現在は退職)
写真を見てもらえばわかる通り、勤務態度はいたってマジメです。
そんな自分には、ある課題がありました。
それは「アクティビティを扱う会社で働いているのに、休日は家から一歩も出ない」ということ。
言うならば
「ハンバーガー屋で働いているのに、お店のハンバーガーを一度も食べたことがない」ような状態でした。
アクティビティをしない理由は、山ほどありました。
「休日は家でゆっくりしたいから」
「どれが面白いかわからないから」
「アクティビティって、リア充がやるイメージだから」
「アクティビティ=旅行中にやる特別なものだから」
「知らない人に会ったり、知らない場所に行くのがおっくうだから」
こんな風にあれこれ理由を付けては、家でダラダラ過ごす休日。
そのくせ日曜日の夕方になると、
「何もしないまま休日が終わっちゃったな」と後悔するのでした。
そんな状態が一年ほど続いたでしょうか。
これはよくないと思い、何でもいいから申し込んでみることにしました。
「なんとなく」で飛び込んだ、カジノ体験
自社サイトを見ていると、「BACKDOOR 六本木」という「カジノ体験のお店」を発見。
「BACKDOOR 六本木」
http://backdoor-roppongi.com
「カジノって、ルーレットとかポーカーとかでしょ? ゲーセンでやったことあるし、簡単そう」
と、気軽に申し込んでみました。
しかし、いざお店に入ると、その雰囲気に圧倒。
店の内装が本格的で、まるで海外のカジノにいるようなリアル感だったのです。
テーブルでは、いかつい男性たちがタバコを吸いながらゲームをしており、空気がピリピリと張り詰めていました。
「ゲームセンターだと思ってたのに、とんでもない所に来てしまった……」
緊張でブルブル震えながら「ブラックジャック」のテーブルに座ると、問題が発生。
自分はゲームのルールは知っていたけど、
「カジノでの遊び方」までは知らなかったのです。
(ベットはカードが配られる前に行う、カードを引く際はテーブルをトントン叩く、など)
結局一からレクチャーを受けることになり、そのたびにプレイが中断することに。
「ああヤバイ、みんなイライラしているだろうなぁ」
肩身の狭い思いをしていると、隣に座っていたスーツの男性がこう言ってくれました。
「いいのいいの、このお店の目的は、新規のカジノプレイヤーを増やすことだから。新規の人は大歓迎だよ」
彼の言うとおり、初心者でもとても居心地の良いお店でした。
初めて体験するカジノは、面白いことばかりでした。
チップがずっしりした質感で、まるで本当にお金を賭けているよう。勝つか負けるか、真剣な勝負を楽しめました。
勝てば叫ぶほど嬉しいし、負けると頭を抱えたくなるほど悔しい。
大金を賭ける時など、緊張のあまり手が震えてしまうほどでした。
遊びに来ている人は「六本木のタワーマンションに住む大金持ち」とか
「大手生命保険会社に勤めているエリート」とか、
普段は接点のないような人ばかりで、そういう人と話すのはとても新鮮でした。
お店に入る前の、チワワみたいにプルプルしていた自分はどこへやら。
お店を出る頃には「また来よう!」とウキウキした気持ちになっていたのです。
カジノ体験で学んだこと~「やったことない=やってみたい!」へ
カジノ体験を通じて、自分は「知らない世界に飛び込むって、面白い!」ということを実感しました。
今までは
「やったことがない遊び=やらない」
「行ったことがない場所=行かない」という風に、
自分と接点のある世界にしか関心がなかった。
それが
「やったことがない遊び=やってみたい」
「行ったことがない場所=行ってみたい」という風に、
価値観が180°ひっくり返ったのです。
ありとあらゆる遊びを体験してみたいという気持ちが、
胸の奥からぐんぐんと湧き上がるのを感じました。
その時の気分はまるで「世の中にある、すべての遊びの参加チケット」を手に入れたようでした。
「やらない理由」を一つずつ潰していく~よりアクティブになるために
最初に書いたように、自分は
「アクティビティをやらない理由」が山ほどありました。
その理由を一つずつ潰していけばもっと行動の幅が広がると思い、
自分を見つめ直してみると、いくつか発見がありました。
「思い込みを無くす」
「アウトドアは体力がないからダメ」
「ものづくりは苦手だからダメ」
という風に、自分の中の思い込みが、行動を消極的にさせていることに気づいたのです。
思い込みを無くすため、どんな遊びもまずはやってみることにしました。
たとえば「バンジージャンプ? 怖いから絶対にムリ」
と思っていたけど、やってみたらなんとか跳べたし、
「陶芸? 小学生の頃、粘土遊びが下手だったからムリ」
と思っていたけど、大人になってからやってみると、結構良いものが作れたり。
こうやって「思い込み」を少しずつ無くしていくと、
そこから新しい体験に興味が持てるようになったのです。
「期待度は60%で十分」
映画を観る時や、レストランで食事する時など、
「この映画、1,800円の価値があったかな?」
「この味で1,000円は高くないか?」
など、いわゆる「コスパ」を考えすぎている自分がいました。
アクティビティを探す時も、
「わざわざ休日に出かけるのだから、絶対にコスパに合うアクティビティを選びたい!」
と思うことが多かったのです。
でも、カジノ体験が強烈な印象を残したのは、
「内容にほとんど期待していなかったのに、すごく面白かった」
から。
ということで、あまりコスパなどを気にせず、
期待度が60%を越えたアクティビティは、とりあえず申し込むことにしてみました。
すると、期待した以上に面白い体験がたくさん見つかったし、
そうでない場合も、
「まぁ、期待度60%だから」
と、あまりくよくよしなくなりました。
「周りの目を気にしない」
「ちょっとイケイケの雰囲気がするサーフィンレッスン」とか、
「かわいいアトリエで機織り体験」とか、
興味があるけど、ちょっと自分のイメージと合わなさそうな体験があります。
自分がこういう体験に参加したら、
「インドア派のきみが、サーフィンなんかしたの?」
「男なのに機織り体験に行ったの?」
と周りから笑われそうで、すごく不安になったことを思い出します。
でも、結局行ってみたら、誰も笑いませんでした。
また、自分は一人行動に慣れていて、
たいていの体験は一人で参加していたけど、
「あなたってぼっちなんだね」
と言われるのも不安でした。(いくら事実とはいえ)
これも、そんなことを言う人は一人もいませんでした。
「周りの目なんか気にしていたら、行動的になれない」ということを体感した瞬間です。
「何か新しいことを始めたい」という人へ
アクティビティでも、登山でも、旅行でも、習い事でも、とにかく新しいことを始めたい人へ。自分の経験から、微力ながらアドバイスします
アクティビティ予約サイトを利用する
提灯記事ではないですが、今は便利なアクティビティの予約代行サイトがいくつもあります。
オンラインで簡単に予約できるので、
「お店に予約の電話をするのがおっくう……」
「いちいち予約フォームに名前や住所を入力するのが面倒……」
という人でも、すぐに予約が取れます。
どんな特別な体験だって、予約さえ取れれば、その週の土日には体験できてしまうのです。
たとえばVR体験とか
屋内バンジージャンプとか
苔玉作りとか。
気になる遊びを探すコツは、たとえば雑貨屋でかわいいコップを見つけたら、
「これ、作れないかな?」と、「東京 ガラス 作る」と調べてみたり、
テレビで芸能人がバブルサッカーをやっていたら、「バブルサッカー 体験」と検索したり、
「気になるモノ×作る」or「気になるモノ×体験」で調べれば、
たいていは実際に体験できるはずです。
今までに体験した遊び一覧はこちら↓
土日の予定は、水曜日までに決める
統計を取った訳ではないけど、自分は
「水曜日までに土日の予定を立てておかないと、そのまま面倒くさくなって何もしない」
ことが多いような気がします。登山とかプチ旅行とか、ちょっと特別なことをするには、木曜日では準備が遅すぎるのです。
そのため最近は、水曜日までに予定を決めるようにしています。
たまたまかもしれないけど、カジノの予定を入れたのも、水曜日の夜でした。
とりあえず予定を入れてしまう
自分は映画を観るのが好きです。
でも、いざ当日になると「やっぱ面倒くさいから良いや」となってしまうことが何度もありました。
そうならないよう、最近はチケットをカードで事前購入するようにしました。
購入後は返金できないので、買った以上は面倒でも観に行かないといけません。
これは効果的で、映画を見に行く回数が増え、より多くの名作と出会えるようになりました。
アクティビティの予約をする時も、あえて早めに予約することで、
「予約した以上は行かなければ」と自分を追い込んでいます。
まとめ
2年前までは「休日は絶対に家から出ない!」という主義の自分が自分が、
今では月に1回、多い時に5回はアクティビティを体験するようになりました。
行動的になれたことで嬉しかったのは、休日の予定が何倍にも増えたこと。
また、今までは一人で黙々と遊びに行っていたのに、今では自分からメンバーを集めて遊びに行くことも増えました。
絶対に引きこもり体質だった昔よりも、今の方が楽しい生活を送れている。これだけは胸を張って言えることです。
この文章が、少しでも新しいことを始めるきっかけになったらと思います。
そしていつか、自分がカジノで体験した時のような
「自分の世界が一気に広がるような気持ち」
を味わってもらえたらと願います。
今までに体験した遊び一覧はこちら↓
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