あそびのずかん

【遊びのずかんvol.28】冬の御岳山で滝行したら、死ぬほど寒かった話 その1


冷水を浴びて気分をリフレッシュ!滝行を体験した話

「最近、やる気がでないなぁ…」
「ここらで一発気合を入れたい!」
そんな人おすすめなのが、滝行。
(死ぬほど)冷たい水を浴びて身を清めることで、生まれ変わったような気分を味わえます。

三兄弟で滝行に行った話

わたしが滝行を体験したのは5年前、2013年のこと。
きっかけは兄(長男)が
「なぁ、気合を入れたいから、みんなで滝行に行かないか?」
と言い出したことにあります。

わたし(次男)と弟(三男)は
「もう11月だよ? なんでわざわざ冬に滝行やるの」
と当然のツッコミを入れたのですが、兄は
「夏に滝行しても気持ちいいだけだろ?冬にやってこそ修行になるんだよ。
なんか最近、気合を入れたくてさ」
と、もっともらしいことを言うのでした。

わたしと弟は反発しつつも、ちょっと面白そうだったので、結局参加することに。

御岳山の宿坊へ

12月1日、三兄弟は車に乗って御岳山を目指しました。
空はからりと晴れていて、温かい日。これなら滝の水も、ちょっとだけ温まっている……かも?
正直、「真冬に素っ裸になって、滝に打たれる」ということがどれほど辛いのか想像がつかなくて、
三人とも内心はビクビクしていました。
「心臓発作で死んだりしないかな?」
と、「滝行 冬 死亡」なんて怯え丸出しのキーワードでググったほどです。

2時間ほどのドライブを満喫すると、三人は「滝本駅」に到着。そこからケーブルカーに乗り、
「御岳山駅」に向かいます。

標高831.0mにある御岳山駅に着くと、そこから「静山荘」という宿坊へ。
山はちょうど紅葉の時期で、鮮やかに色づいた木々の下を歩きます。

  

しばらく歩いて「静山荘」に到着。

案内されたのは12畳の和室で、3人で泊まるには十分すぎる広さ。
ただ、暖房器具が小さなストーブしかなくて、ちょっと寒い……

滝行に出発

午後3時過ぎ。着替えを持って玄関に集まると、滝行を指導してくれる「神主」の人とご対面。
見た目はごく一般的な男性ですが、真冬を除いて毎日滝行をしているという、実はすごい人でした。

滝はすぐ近くにないとのことで、30分ほど歩きました。
やがて、遠くから「ざぁぁぁ……」という水音が。わたしは
「ああ、とうとう滝に到着してしまった」という気持ちになりました。

見えてきたのは、岩壁に沿ってざぁざぁと水が流れる、やや小さな滝でした。
滝行というと、もっと垂直の滝がドドドドーッと流れるイメージだったので、ちょっとがっかり。

滝行の前の準備

滝の前に用意されたテントに入ると、わたしたちはレンタルのふんどしを締め、白装束に着替えました。
神事を行う際に着る衣装でもあり、死者が切る衣装でもある白装束。なんだか気が引き締まります。
「これ着たまま死んだら、お葬式が楽だね」
と、わたしたちはブラックジョークを言い合いました。


着替えが終わると、まずは神主の人と一緒に、滝に向かって祈りを捧げました。
罰ゲームなどのイメージがある滝行ですが、滝行はれっきとした「神事」。
事前に禊(みそぎ)を行い、身を清めてから滝に入る必要があります。

続いて「鳥船行事」と呼ばれる所作を行います。
これは「エッサエッサ」と声を出しながら、船を漕ぐような動作を取る「禊」のこと。
大きな声を出して体を大きく動かすことで、滝を浴びる前の準備運動になります。

いざ滝行にチャレンジ!

禊が済むと、いよいよ滝行が始まります。まずは神主が滝行を実演してくれました。
彼は滝壺へと足を踏み入れると、「エイッ」と気合を入れます。そしてぐっと滝に身を預け、全身で水を受け止めます。
「すごい……」

そしていよいよわたしたちの番です。兄が「誰から行く?」と聞いたので
「いや長男からでしょ」と、わたしと弟がツッコミ。
兄は滝壺に入ると、少しもためらわず滝に身を預けました。

そして自分の番です。水の中に足を入れると、凍えるほど冷たい!
ざぁざぁと音を立てて流れる滝のそばに立つと、えいやっと一息に滝に打たれました。

つ、冷たい……まるで、氷水を頭上からぶっかけられているような気分。
滝に打たれている間は、2つやることがあります。
一つは「魂振り」といって、両手をお腹の前で合わせ、しゃかしゃかと振る動作。これは魂を活性化させるための動作なのだそう。
また、滝に打たれている間は「祓殿大御神(はらえどのおおみかみ)」と神の名前を唱えることで、身を清めます。

神主が「エイッ」と印を結ぶのに合わせて、滝行は終了。ああ、体中が冷たくて、キンキン痛い。
もう1セット滝行を行うと、今日のお勤めは終了。滝行は明日の朝も行われます。

滝行が終わって着替えると、不思議と頭の中がさっぱりしているのを感じました。
たぶん気のせいだけど、体もちょっと軽くなったようです。

ちなみに、滝行には20代くらいの若者グループも来ていました。彼らに滝行に来た理由を聞くと、
「友達の結婚式の余興ビデオを取るため」
とのこと。ナンパな理由だなぁ……。

夕食&瞑想

宿坊に戻ると、夕食をいただきます。
夕食は精進料理で、「天ぷら」「鮎の塩焼き」「ごま豆腐」「こんにゃくの刺し身」などが出ました。
肉が使われていないのに食べごたえがあって、ぺろりと完食。

夕食のあとは瞑想の時間。床に寝転がると、「クリスタルボウル」という楽器の音色を聞きながら瞑想します。
クリスタルボウルはお寺の鐘のような音色で、聞いていると頭がふわふわするような感覚。
目を閉じながら横になっていると、ほんの少しだけ瞑想状態に入れました。

瞑想が終わると自由時間。といってもやることはないし、明日の滝行に備えてさっさと寝ました。
明日の滝行は午前6に行われます。山の早朝って、どれくらい寒いのでしょう……考えるだけで不安になります。

冬の御岳山で滝行したら、死ぬほど寒かった話 その2


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