100km歩くウルトラウォーキング

小田原から東京まで歩こう!東京エクストリームウォーク100に参加した話 その2


小田原から東京まで歩こう!東京エクストリームウォーク100に参加した話 その1から

鈴ヶ森道路児童遊園~ゴール・朝日新聞本社

ゴールの朝日新聞社まであと11km。(89km~100km・23時間経過)

タイムリミットの11時まであと3時間しかありません。
テンポが速い音楽を流して、早足で歩きます。

品川を通過。
品川

ほんの1日振りなのに、
東京の景色がとても懐かしい!

品川 品川

続いて日比谷公園を通過。
ここからゴールまで、あとどれくらいだろう……
一分でも時間が惜しくて、マップを確認する余裕もありません。

日比谷公園 東京タワー

途中、「築地」と書かれた標識を発見。
いよいよゴールが見えてきたぞ!
で、残りはあと何キロ? 残り時間は何分?

築地の標識

レース終盤ともなると、他の参加者さんたちも疲れ切っているのがわかります。
ヒザが曲がらず、足をピンと伸ばしたまま歩く人。足を引きずって歩く人。
必死に歩くその姿からは、心打たれるものがあります。
足を引きずりながらも歩く人たち

タイムリミット30分の戦い

銀座に到着した時、時計台の針は「10時30分」を指していました。
あと30分!

「ゴールの築地まで、あと1駅もある!」
「迷わずにゴールまで行けるだろうか?」
「銀座は信号が多いのに!」

あらゆる不安が頭に浮かび、体中の血がさーっと引いていきました。
そんな中で長めの赤信号につかまり、パニックを起こしそうになります。
思わず大通りで信号無視しそうになったほどで、よほど混乱していました。

銀座

限りなく早足で進むと、築地市場が見えてきました。
この道なら知ってる、あとはまっすぐ進めばゴールだ!

築地市場

と、ここでスタッフさんから信じられない案内が。
「混雑回避のため、急遽ですが迂回路を通っていただきます。
こちらの歩道をお渡り下さい」

そう言って、スタッフさんは赤信号の歩道を指さしました。

意識がふわーっと遠のくと、そのまま倒れそうになりました。
ああ、これは間に合わないかもな。26時間も歩いて、こんな仕打ちってありかよ……
やばい本気で泣きそうだ。

あれは間違いなく「人生で絶望した瞬間・ベスト3」にランクインした瞬間でした。

朝日新聞本社

9時にスタートできていたら、もっと余裕があったのに。
ああくそ、チクショウ、チクショウ、チクショウ……」

お腹の中でどす黒い感情が湧いてきます。

でも、自分のスタートが遅れるのは事前にわかっていたこと。
「26時間もあったんだから、対策する時間はあったでしょ?」
と言われたら、何も言い返せないのです。

また、迂回路を取ることになったのも、警備上どうしても必要な事情があったようで、
誰も責めることができません。

鈴ヶ森道路児童遊園~ゴール?

どうにか迂回路を渡ると、朝日新聞本社にある「浜離宮朝日ホール」へ。
おええ、飛ばしすぎて吐きそう。

ふと、右ひざから「ピリッ」という音がしたかと思うと、
痺れがじわーっと広がるのを感じました。
まずい。これは「やっちゃった」かも。

浜離宮朝日ホール

「頑張って!」
「まだ時間ありますよ!」
スタッフさんの声援に囲まれながら、必死で歩きます。

火事場の馬鹿力なのか、足の痛みは全く感じません。
体は羽のように軽くて、まるでゴールに吸い寄せられるような感覚でした。

浜離宮朝日ホール 浜離宮朝日ホール

旅の終わり

ホールのドアをくぐると、ゴールテープを持ったスタッフさんが迎えてくれました。
ガッツポーズでテープをくぐり……

エクストリームウォーク、ゴールの瞬間 エクストリームウォーク、ゴールの瞬間

「おめでとうございます!」

ーー2019年11月3日・午前10時45分ーー
わたしは「東京エクストリームウォーク100」を、無事ゴールすることができました。 
(歩行距離・100km 所要時間・25時間45分)

エクストリームウォーク、ゴールの瞬間

26時間歩き続けてゴールした安堵感といったら、もう言葉もありません。
「やった……」
呆然と立ち尽くしたまま、喜ぶことすら忘れてしまいました。

制限時間の15分前にゴールという、本当にギリギリの戦い。間に合って良かった!
もし、迂回路が原因で失格になっていたら、
再起不能なショックを受けていたかも。

エクストリームウォーク、ゴールの瞬間

(顔色がすごいことになってる……!)

ゴールしたら、スタッフの人から「完歩証」と「記念品(シャツ・ペンダント)」をもらいます。

完歩証 記念品 記念品

ただの紙切れである「完歩証」が、どんな賞状よりも誇らしい。
自分自身との戦いに打ち勝ったという、大きな称賛に感じられます。

「もう動けない……」
徹夜で26時間歩き、最後は超ハイペースで飛ばした体は、
とっくに限界を越えていました。

ホールは休憩室として開放されていたので
床にゴロンと横になります。
30分くらい意識が吹っ飛びました。

他の人達も疲れ果てていて、死屍累々といった様相。
歩けなくて肩を借りる人から、死んだように眠る人まで。
みんな心からお疲れ様です。

歩けなくなって肩を借りる人 死んだように眠る人 死んだように眠る人

ご褒美タイム

レースが終わると、自分へのご褒美タイム。
家系ラーメン屋に行くと、ラーメンを「味濃いめ」で注文します。

「ラーメン濃いめ一丁、おまたせしました」
丼が運ばれるなり、ドロドロこってりなスープを一口。

家系ラーメン

うまい。今まで食べたラーメンの中で、一番うまい!

わたしが色々な人に「100kmレース」をすすめているのは、
「レースのあとに食べるご飯が、死ぬほどうまいから」です。
最高のご褒美があるから、100kmウォークはやめられません。

レースを終えて

右足が痛む状態での100kmウォーク。
最初は「絶対にゴールできない」
と思っていました。

でも、「お前ならできる、お前ならできる」
と何百回も唱えることで、なんとか痛みも耐えて完走。
自分の中の限界を、もう一つ破ることができました。

レースの完走率は?

レースをゴールできた人は「1,500人中903人」で、
完走率は約60%とのこと。タイム設定がキツいレースをゴールできて、とても誇らしい気分!

レースに役立ったもの

シューズ「ホカオネオネ チャレンジATR5」

ツイッターの人たちが教えてくれた「ホカオネオネ」。
軽くて分厚いソールが特徴で、100km歩いても疲れにくかったです。

ホカオネオネ チャレンジャー ATR5
重量は「267g」とスニーカー並の軽さ!
弾むような感覚で歩ける、楽しいシューズです。

登山用靴下

「POINT6」の靴下をレースで履くのはこれで3度目。
26時間履いても蒸れないし、マメもできなかったため、すごい安心感があります。

ニューハレ・ テーピングテープ

ゴールできたのは、テーピングの存在がかなり大きいです。
ヒザとふくらはぎをテーピングしたおかげで、痛みがかなり軽減されました。

コーラ

レース中の水分補給はコーラだけにしました。
お茶や水を飲んでも、いまいち馬力が出ないんですよね。

created by Rinker
コカ・コーラ(Coca-Cola)
¥2,198 (2019/11/19 21:54:18時点 Amazon調べ-詳細)

井村屋スポーツようかん

100kmウォーキング皆勤賞で、もはや必要不可欠な存在。
歩きながら食べやすい・おいしい・安い
の3拍子が揃っており、7本持っていって全部食べました。

created by Rinker
井村屋
¥992 (2019/11/19 18:54:35時点 Amazon調べ-詳細)

はちみつ
はちみつは初導入の秘密兵器。
糖分やアミノ酸などを補充できるだけでなく、暴力的な甘さはシャキッと元気をくれました。

created by Rinker
加藤美蜂園
¥475 (2019/11/19 18:54:36時点 Amazon調べ-詳細)

ツイッターとのつながり

今回、ツイッターで「100kmウォークをゴールするための知識」
をコツコツつぶやいていました。
そのまとめがこちらです。

「あなたも100km歩ける!? 東京エクストリームウォーク100まとめ」
https://togetter.com/li/1427837

このまとめは「togetter編集部おすすめ」にも選出され、
多くの人に見てもらえました。

togetter編集部おすすめに選出

「100kmウォークを盛り上げたい」
という望みが叶って、一安心です。
 

また、ツイッターでは多くの人からのアドバイスをいただきました。
おかげで、一人なのにたくさんの人と歩いているような
勇気をもらえました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

わたしの100kmウォーク成績はこれで2勝1敗。
もっと速いタイムを目指すもよし、もっと長距離のレースに挑むもよし。
また次の冒険を探しにいきましょう!


関連記事

  1. 女性は女性用ザックがおすすめ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. レーススタートの瞬間
  2. 女性は女性用ザックがおすすめ
}
  1. あそびのずかん

    浅草で『3月のライオン』のスノードームを作ってみた!好きな絵をスノードームにしよ…
  2. あそびのずかん

    冬の御岳山で滝行したら、死ぬほど寒かった話
  3. 人気の記事ベスト10

    24時間歩けますか?地獄の「ウルトラフリーウォーキング」に参加してみた (その1…
  4. あそびのずかん

    お花をビンに閉じ込めて。お台場でハーバリウム作りを体験しよう!
  5. 東海道・京都まで歩いて行ってみた

    【東海道・徒歩の旅1】(東京~神奈川)
PAGE TOP