あそびのずかん

【遊びのずかんvol.1】高さ100mからダイブ!日本一のバンジージャンプを体験 その2


この記事は「日本一のバンジージャンプを体験!竜神大吊橋バンジージャンプ その1」の続きです。

いよいよジャンプ台へ

「真のジャンプ台」に立つ前に、スタッフさんが最終チェックを行いました。
彼はロープを点検すると、首を振ってため息をつきました。

「うわっ……これで飛んじゃうのか……あーあ、大丈夫かな……」
えっ、なに? このまま飛ぶのはヤバイの? 心臓が縮むような思いがしました。
「あの、何か問題ですか……?」

おずおずと聞くと、スタッフさんはにやりと笑って」一言。
「冗談ですよ」

命がかかっている状態でジョークを言われると、びっくりするほどリラックスできました。
このジョークは、わたしの中で「人生で一番ウケたジョーク」に認定されました。

天を仰ぐと、大きく深呼吸。

いよいよ手すりも何もない、「真のジャンプ台」に立ちます。
結局、心の準備は最後までできませんでした。とにかく何度も深呼吸をして、
パニックにならないように祈るしかありません。

「はい、両手を広げて。まっすぐ前を見て」
スタッフさんの指示通り、目の前の山を見すえます。
広くて深々とした山々。「湖に飛び降りる」じゃなくて、「あの山に飛び込む」と思えば良いんだ。
大丈夫、足は動く。さんざんシミュレーションしたとおり、
ただ両足でジャンプすることだけを考えればOK。

横からカメラマンが写真を撮ろうとしたので、親指を立てようとしました。
しかしなぜか人差し指をピーンと立ててしまい、あまりにも狼狽していることがわかります。

「それじゃあカウントダウン、5,4,3,2,1,バンジー!」
両足で地面を思い切り蹴った。

全身が空中に投げ出される感覚。
はるか眼下に広がる湖を見て、あまりの恐怖に体中の血が冷たくなります。
体はグングン加速していって、空気の壁みたいなものに突っ込んでいくのがわかります。
空気の壁は、まるでソファみたいな硬さ。ひゅぼぼぼぼ、と風を切る音が聞こえます。

恐怖のあまり叫び声も上げることもできませんでした。ただひたすら、
「っ……!っっ…………!」

と、少年マンガのような、声にならない叫びを上げるだけ。

ビヨーンとゴムが伸び切った瞬間、体中の緊張がほぐれていきます。
ああ、終わったんだ……
と思うと、ゴムが縮み、また体が落下。この「2度目の落下」も結構スピードがあって怖かったです。

ジャンプが終わると、ウィンチという機械で地上に引き上げられます。
「おかえり!」
なんだか一皮むけた気分で、戦友に迎えられます。

地上に戻って来た時、足がガクガクで、手すりがないと立てませんでした。

それにしても、ジャンプが終わった後の安堵感といったら!
2ヶ月間ずっと抱いていた恐怖に、自分はついに打ち勝てたのだ。

「これから先、もう怖いことは何もない」と思うと、幸せな気持ちでいっぱいです。

ジャンプした後の景色は、心なしかいつもより明るく見えました。

こうして、7人の勇者はみなバンジーを飛び終えました。
自分たちが戻る際、他の参加者がジャンプするところを見たけれど、
その女性はカウントゼロになっても飛べず、全身がガチガチに固まっていました。

最終的に、彼女はスタッフさんに押される形でジャンプ。
「もしかして、7人全員がちゃんと飛べたのって、けっこうすごいことなんじゃない?」
そう思うと、自分たちを誇らしく感じられます。

ジャンプの後は近くの温泉に入り(最高に気持ちよかった)、
サービスエリアで晩御飯を食べ、ツアーは終了。ものすごく楽しくて、ものすごく疲れる1日でした。

不思議な夢

バンジーツアーが終わった夜、不思議な夢を見ました。
冬の寒い朝、道ばたに小さなボールがいくつか転がっていました。
よく見るとそれは凍った鳥。氷を砕いてあげると、鳥は嬉しそうに空に飛んでいきました。

また、「もう一度バンジージャンプをする夢」を見ることもありました。
夢の中で、バンジージャンプした時の恐怖がそのままリプレイされるのです。
これは悪夢としか言いようがありません。

バンジージャンプをしてわかったこと

バンジージャンプを体験してわかったことは
「心の準備なんて、どんなに時間をかけてもできない。とにかく勢いに任せて飛ぶしかない」
ということ。
自分は最後まで心の準備はできなかったし、飛ぶ瞬間も怖くてたまらなかった。
それでも出番が来たら、とにかく勢いに任せてジャンプするしかありません。
勢いさえあれば、高さ100mの橋からだって飛べるのです。

もし「怖いけどバンジージャンプやってみたい!」「一生に一度は飛んでみたい」
と思っている人がいたら、ぜひ友達をたくさん集めて、思い切ってチャレンジしてみてほしいです。

一生ものの体験になるし、何より、バンジージャンプは自信を与えてくれます。
何か勇気が試される時に、「あのバンジージャンプの怖さと比べれば、これぐらい屁でもない!」
と思える時が来るはず。

 

 


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